助成金交付団体訪問録

山口大学医学部国際医療研究会の中村哲医師講演会を訪問しました!

 8月30日(日)、宇部市渡辺翁記念会館で開催された「中村哲医師講演会『アフガニスタンに命の水を』」を訪問しました。
 主催の「山口大学国際医療研究会」は、保健・医療に関する国内外の問題について、学習と体験を通じて理解を深め、ボランティア活動などの社会貢献活動の実践に役立てることを目的に活動されています。
 この度、中村哲医師の講演会が開催され、アフガニスタンを中心に医療や灌漑工事等の支援活動についてパワーポイントを使いながら話されました。

 アフガニスタンはかつては農業国で、食糧自給率が100%近くあったが、1979年ソ連軍の侵攻以来30年以上内戦状態にあり、2000年代から進行する干ばつ等により荒廃してしまったこと、多民族国家で格差が大きく、ほとんどの国民が満足な医療を受けられない環境にあることなどを話されました。最初はハンセン病の治療のために赴任したものの、必要とされる支援を行ううちに活動が多岐にわたり、干ばつで次々と村が消滅していく中、試行錯誤を繰り返しながら灌漑用水路を建設したことで、砂漠に農地や森が作られ耕作地が復活し、現在では多くの難民が戻って来ているそうです。

 入場者は約千人で、中村医師が質問等に回答されるたびに大きな拍手が起こり、中村医師の考え方や行動力に深く感銘を受けられたようです。
 たくさんの質問があり、多くの人が書籍購入や募金、同時開催の写真展に足を運ばれており、参加者の国際貢献に対する理解が深まったように思われます。

 今後も国際協力分野で活躍している人を定期的に招き、学生のコミュニティ活動の枠にとどまらず、地域住民を巻き込んだ活動を行われるそうで、今後の活動を期待しています。

山口ジュニアタグラグビー大会実行委員会の「山口ジャンボリー交流大会2015」を訪問しました

 9月22日(火・祝)、長門市俵山スパスタジアムで開催された「山口ジャンボリー交流大会2015」を訪問しました。
 主催の「山口ジュニアタグラグビー大会実行委員会」は、ラグビーを通して青少年の健全な心身の育成と交流を図るとともに、ラグビーの普及啓発を行われています。
 この度、「地域や世代を超えたラグビーによる交流の促進」を目的に、10月に開催された「ねんりんピック」を協賛するイベントとして「山口ジャンボリー交流大会2015」を開催されました。
 また、2019年のラグビーワールドカップ日本大会におけるキャンプ地の誘致を図っている長門市の知名度向上、ホスピタリティーをPRする場としても活用されていました。

ragubi- 秋晴れの空の下、山口県をはじめ、福岡、大分、熊本、岡山から約300人の高校生、小中学生の参加による総当たりの交流試合が行われました。
 天然芝と人工芝の2面を使い、勝敗や順位は付けず、純粋に交流と技術を磨く大会で、参加者は真剣に競技に取り組み、交流しながら技術等を高め合っていました。
 天然芝グランドでは、コーチのアドバイスを受け、小学生達のボールを追いかける姿がとてもほほえましく、保護者も温かく声をかけ、楽しんで競技に取り組んでいる様子が印象的でした。大会は2日間行われ、内容の濃い交流の場となったと思います。

 これからもラグビーの普及啓発のため、交流大会等をも開催されるようです。一躍注目を集めるようになったラグビーですが、課題のラグビー人口を増やしていくために今後も活動を展開されることを期待しています。

発達障害者支援サークル星の子の講座を訪問しました!

 9月29日(火)、柳井市文化福祉会館で開催された「発達障害を抱える家族のための支援講座」を訪問しました。
 主催の「発達障害支援サークル星の子」は、発達障害のある子どもを持つ家族の支援を目的に、平成26年4月に立ち上げられました。それまで市内には交流の場がなかったため、設立後は親同士が集い、情報交換や悩みを共有する場をつくったり、障害児教育の専門家を招いて、障害に対する理解を深めるなど活発に活動されています。

 ワークショップは約1ヶ月に1回行われており、この日の参加者は約20人。田布施総合支援学校教頭の山中順子さんを招いて講演とグループトークが行われました。

hosinoko 講演では、山中さんが障害児教育に携わるようになったきっかけや、障害のある児童生徒の教育制度(手続き)等の話があり、「自分の立場から、いろいろな人を繋いでいきたい」と話されました。
 グループトークでは、参加者が自己紹介を行った後、子どもの進学、しつけや叱り方、いじめ等といった「子育て中の悩み」について自由に話し合いました。特に多かったのが子ども達の進学やその後の自立についての悩みで、山中さんは「子どもの好きなことを頑張らせること」「一人でできそうなことはできるだけ早い段階から一人で出来るように力をつけさせること」「子どもの考えを汲み取って、いろいろな方向を考え、学校と家庭で力を合せてトラブルを解決していこう」等をアドバイスをされ、参加者を力強く励まされました。

 今後も工夫を凝らして、料理教室や兄弟関係について考えるワークショップなどを開催されるそうです。親同士が交流し、悩みを共有できる「なくてはならない場」として継続して実施されることを期待しています。

琴石水車の里保存会の「琴石コトコト、コットンふれあい事業」を訪問しました!

 10月9日(金)、柳井市琴石山裾付近で行われている「琴石水車の里保存会」の活動を訪問しました。
 当団体は、活動のフィールドである「水車の里」の維持管理、荒廃地の草刈り、竹の伐採と竹炭づくり、アサギマダラ飛来のためのフジバカマ植栽と案内板設置、ソバの栽培とソバ打ち会、小学生へ正月飾りづくりの伝授などの活動を行われています。
 この日は小学校や他団体とアサギマダラの見学会が実施される予定でしたが、飛来数が少ないため急遽見学会が延期されたため、案内板や竹炭小屋、アサギマダラ飛来地を案内していただき、見学しました。

kotoishi 案内板は、JR柳井港駅前、国道188号線沿い、柳井港ポートビル前交差点など約30か所設置されており、アサギマダラの飛来時期が終われば撤去されるとのことです。
 竹炭小屋は水車や飛来地の近くにあり、パイプや波板を使ったしっかりしたもので、知人から譲り受けられた竹炭焼器が設置されていました。
 アサギマダラ飛来地にはフジバカマが咲き誇っており、アサギマダラ20~30頭が飛び交っていました。他にも数名の見学者がおられ、会の方から説明を受けたり写真を撮られていました。

 会発足2年目であり、フジバカマの株分けや竹炭焼きなど試行錯誤で挑戦中とのことですが、地域の環境悪化を防ぐため、できることを楽しみながらやっていき活性化につなげたいとのことで、今後も地道な活動を継続されることを期待しています。

竹の会のイベント「『竹』ものがたり」を訪問しました

 7月25日(土)、岩国市市民館小ホールで開催されたイベント「『竹』ものがたり」を訪問しました。
 主催の「竹の会」は、竹の有効活用による循環型農業、循環型社会を目指し、竹の活用や効用を啓発するために今回のイベントを開催されました。

takenokai 参加者は約100名で、小ホールはほぼ満席でした。
 初めに、地元で無農薬有機栽培農業を行われている当団体副会長の佐古建彦さんが、循環型社会づくりに向けた地域での活動について、パワーポイントを使いながら分かりやすく解説されました。
 続いて、地元の音楽団体「いわくに竹楽坊」による竹楽器の演奏、のだゆきさんによる音楽パフォーマンスと続き、最後に蝶花楼馬楽さんの落語がありました。
 盛りだくさんの内容で、竹の活用や循環型社会について学べる内容の濃い充実したイベントとなっており、参加された方にとっては身近な環境について考える良いきっかけとなったものと思われます。

 今後も活動を継続され、循環型社会づくりに向け、さらなる取組を期待しています。

NPO法人ひつじの会の知的障がい者フォーラムを訪問しました!

 7月18日(土)、山口市のサンフレッシュ山口で開催された「知的障がい者フォーラム~親亡きあとの支援を考える」を訪問しました。
 主催の「NPO法人ひつじの会」は、ノーマライゼーションに基づく地域共生社会を目指して、知的障がい者が地域で自立、生活するための支援をされており、グループホーム「若葉ホーム」(山口市)を運営し、入所者の自立支援や家族支援、地域住民との交流などの活動をされています。
 この度、障がい者の親や家族を対象に、子どもが安心して暮らしていけるよう将来の不安を解消するために、ライフプランの作り方や社会保障制度等について学ぶ「ライフプラン作成講座」を開催されました。

hitsuji 「困った時に正しく制度を使うために、年金や高額療養費制度等の社会保障制度や、生命保険などについて学ぶ」という内容で、講師のファイナンシャル・プランナーの中村久枝さん(縁小屋代表)は、25人の受講者がきちんと理解できているか確認しながら分かりやすくお話され、何度も笑いが起こる楽しい講義でした。
 身近な制度でありながら、初めて聴くことや正確に理解していないこともあり、限られた時間の中で多くを学ぼうとされる皆さんの非常に熱心な姿が印象的でした。
 質問コーナーでは、多くの手が挙がり、実体験で困ったことや疑問等に、講師から具体的にアドバイスを受けて、参加者の理解も深まった様子でした。

 障害のある方が地域で自立した生活を営んでいけるよう、今後も活動を継続されることを期待しています。

 

関門保養プロジェクト・下関実行委員会の講演会を訪問しました!

 7月11日(土)、下関市の細江カトリック教会で開催された講演会「おしどりマコ&ケン “情報はいのちを守る”」を訪問しました。
 主催の「関門保養プロジェクト・下関実行委員会」は、東日本大震災の被災地から親子単位での保養受入れを行い、被災地と山口県との地縁をつくるとともに、相互理解と情報共有を行い、山口県でできる被災地支援を考え、啓発する活動をされています。
 7月下旬の保養受入れに先立って 「福島の現状を学ぶ」をテーマに、多くの方に学びの機会を提供するため、講演会を開催されました。

kanmon 講師は吉本の夫婦漫才師「おしどりマコ&ケン」さんで、原発事故後、放射能による汚染が進んでいる福島県の実態を取材されたときのこと等をおもしろく、分かりやすく話され、「知らなかった」で済まさず、自分でアンテナを張って情報をキャッチすることの大切さを熱く語られました。参加者は約40人で、みなさん真剣に聴講されていました。
 
 山口県には、被災地からの子ども達や家族の保養を受け入れている団体が、当団体も含めて数団体あるとのことで、今後も連携をとりながら、「山口県からできる被災地支援」を多くの方に啓発・発信されるよう期待しています。

ママのイキイキ応援プログラム@下関主催チームの講座に訪問しました!

 7月6日(月)、下関市のふくふくこども館で開催された「ママのイキイキ応援プログラム@下関」を訪問しました。
 主催の「ママのイキイキ応援プログラム@下関主催チーム」は、子育て中のお母さんなどが子育てや毎日の生活を楽しめるよう、自分自身をより理解し、子どもや家族、周囲の人々とのコミュニケーションのスキルを学ぶ場を提供されています。

 全5回講座の最終回の今回は、講師は日本で唯一の「ママたちの元気と輝きを引き出すコーチング講師」である山崎洋美氏で、「価値」をテーマに、自分の価値を掘り起し、未来の自分の生き方や目標について考える内容でした。mamaiki 
 「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる。物事の見方・感じ方・捉え方を変えることで、新たな出会い、新たな発見につながる」と話され、20~30代の子育て中のお母さんを中心に約40人の参加者から大きな共感をよんでいました。

 日常生活の具体例を交えての話はとてもおもしろく、アッという間に時間が過ぎ、講座だけでなくグループワークも取り入れられており、参加者全員が輝いていたのが印象的でした。
 今後は参加者を中心に情報交換や交流をメインとした学習会を開催される予定です。
 これからも、子育て中のお母さんがイキイキと楽しく、笑顔になれるような企画を発信し続けられることを期待しています。

 

藍と愛の会の総会に訪問しました!

ai2 7月4日(土)、防府市の松月で開催された「第3回総会」を訪問しました。
 主催の「藍と愛の会」は、「灰汁醗酵正藍染め」を日本の伝統工芸として正しく継承し、子どもから高齢者まで共に学び合うことを通じて、青少年の健全育成や地域の活性化を目的に活動されています。


 会結成後3回目となる総会の会場には竹飾りや天の川に見立てた藍染めの布が飾られ、会ならではの素敵な七夕の設えがしてありました。
 また、約40人の参加者のうち、多くの方が藍染めの着物やブラウス、ショール、コサージュなどを身に着けておられ、みなさんの藍への愛情やこだわりが感じられました。 
 総会では、啓発に主眼を置いて、ジャパンブルー継承のための講習会、アトリエ改修、地域おこし協力隊隊員との協働による地域活性化活動等の今年度の事業計画や予算が承認されました。その後、防府市富海の円通寺住職、児玉識氏による、富海地域の再生に貢献した人々の講話がありました。
 当会は、学校や地域との交流・支援を続けられており、地域や行政とも協働しながら、藍の栽培から藍染作品の販売まで活動の範囲を広げられています。
 今後も文化芸術、青少年育成、国際交流など多岐にわたる分野の活動を息長く展開されることを期待しています。

 

おいでませ山口♪定住支援ネットワークの「結成総会&講演」に訪問しました!

 6月13日、山口市のおごおりふれあいセンターで開催された「結成総会&講演」を訪問しました。
 主催の「おいでませ山口♪定住支援ネットワーク」は、中国5県支援ネットワーク会議と連携し、東日本大震災の原発事故による被災者への避難・移住・保養支援や、都会から山口県への移住・定住希望者への広報及び支援を目的に活動されています。
 この度、設立記念講演が行われたので訪問しました。

 「東日本大震災避難者の現状」と題し、講師の山口大学教授 高橋征仁氏が資料に基づき、震災後の避難状況、回避行動、体調の変化等を報告され、「周りに人が多いほど大丈夫だと安心して逃げない人が多いのが現状であり、震災が発生し、原発事故が起きた事実を受け入れ、行動していくべき」と話されました。
 講演後、講師と松岡彰氏(医師)の対談があり、被災者支援の在り方や原発に対する考え等、会場から多くの質問や意見が出ました。
teizyuusiennNW 続いて、岡山県の被災者支援団体「うけいれネットワークほっと岡山」の取組報告や、山口県各地域での保養活動報告があり、多くの方が被災者支援に取り組まれている現状がよく分かりました。

 震災から4年以上経ちましたが、移住支援を求める人は多く、今後ますます支援のニーズが高まるため、今後、会では、相談窓口を設け、被災者支援を中心に、山口県の活性化につながる定住促進に向けた住居、就業支援も行われるとのことです。
当会の活動がその一助となるとを期待しています。