助成金交付団体訪問録

うべ女性会議の「イクメン・イクジイ養成セミナー」を訪問しました!

ubezyoseikaigi 10月31日(土)、宇部市男女共同参画センターで開催された「イクメン・イクジイ養成セミナー~パパヂカラが地域をかえる!これからの男の生き方」を訪問しました。
 主催の「うべ女性会議」は、宇部市の男女共同参画推進を目指し、年に数回の学習会開催や、会員間での情報交換、情報共有などを行われています。
 今年度は会設立35周年の節目の年ということで、通常の活動とは別に記念事業として「イクメン・イクジイ養成セミナー」を3回開催されます。

 このセミナーは、家庭生活の中で男性が日常的な家事・育児に関心を持ち、実践できるようになることを目的に開催されるもので、初回のこの日は約50名の参加がありました。
  講師は、office m(エム)代表でありNPO法人Kirali代表理事の福井正樹さんで、「これからのオトコの生き方~子育て・介護は自分を磨く!」と題した講演が行われましたた。
 福井さんは妻と対等に議論し、納得して子育てや家事、介護に取り組んだ経験を語られ、「介護も育児も男女に能力の差はなく、男性だからと目をそむけないで自分のために積極的に取り組んだ方がよい」「ベビーカーで子どもを散歩させるだけの流行のイクメンではなく、本気で育児や家事に取り組んで、『父親を楽しむ』『自分の成長を楽しむ』という生き方をしてほしい」と話されました。
 子育ても家事も介護も、楽しみながら本気で取り組まれた講師の言葉には、実践者ならではの重みがあり、参加者も真剣に聴講され活発に質問が出ました。
 参加者の男女比は1:3くらいで、年配の方がやや多かったのですが、若いお父さんにぜひ聞いてもらいたい内容でした。

 会では今後も宇部市の男女共同参画社会の実現を目指して活動されるとのことであり、このセミナーのように、男性が家庭生活の中で存在感を発揮することを啓発されるよう期待しています。

NPO法人消費者ネットやまぐちの「消費者力アップセミナー」を訪問しました!

 11月5日(木)、山口市のカリエンテ山口で開催された「消費者力アップセミナー」を訪問しました。
 主催の「NPO法人消費者ネットやまぐち」は、消費者被害の調査、情報提供、啓発活動、相談等を行い、消費者の人権擁護や教育の推進に寄与することを目的に様々な活動を行われています。
 今年度、当財団の助成による事業は、特殊詐欺や悪質商法等に関する情報提供や被害の発見等についての県内4地域での「消費者教育の出前講座」と、この「消費者力アップセミナー」です。

syouhisya この日の参加は約25名。まず、山口県地域消費者団体連絡協議会が商品の強制販売をテーマに「あんたじゃったらどねぇ~する?」と題した寸劇から始まりました。 
 続いて、消費生活コンサルタントの水野千絵さんによる「高齢化社会の中で見守る側の心得」と題した講演が行われました。この中で、山口県の特殊詐欺の現状やDVDによる悪徳商法の実例の紹介などがあり、高齢者を詐欺被害から守るにはどうしたら良いのか、深く考えさせる内容でした。

 会では消費者ネットニュースを年4回発行され、「消費者問題」について啓発されるなど、消費者の視点に立った多岐にわたる活動をされています。
 今後も、消費者のために、複雑化する「消費者問題」に的確に対応されていかれるよう期待しています。

Do a frontの「地域の素材(たね)を使った現代美術展」を訪問しました!

doafront 11月8日(日)、山口市前町にある元木材店倉庫の空家で開催された「空家の種まき germination play 」を訪問しました。
 主催の「Do a front」は、空家をアート作品の展示場として活用することで、まちに新たな魅力を呼び込み、「観光資源を作る」ことを目的に活動されています。
  平成24年の設立以降、毎年展示会を開催されており、4回目となる今年度は、地域に眠る<種>(日々の生活の中で身近にある素材)をテーマに「空家の種まき」と題した美術展を開催されました。

 11月1日から8日までの一週間、アート作品の展示や、出展アーティストによるワークショップ、レクチャー、トークセッション等多数の催しが行われました。
 この日は、現代美術家の志村信裕さんと山口大学人文学部教授の藤川哲さんのトークセッションが行われ、地域住民など約40名が観覧されていました。
 萩市見島に生息してきた見島牛を題材に、24分の短いドキュメンタリー映画を製作された志村さんが、撮影の経緯や作品を通して伝えたいことを語られ、それを踏まえ、それぞれの立場からアートに関する考え等の意見が交わされました。
 モノクロで、住人と牛、古い家や農耕具などどこかなつかしい風景が次々と映し出され、少し前の時代にタイムスリップしたような不思議な感覚を覚えました。見島牛は国の天然記念物に指定されていますが、「ほおっておいたらなくなるもの」をアートという視点で残し、新しい可能性や価値につなげていきたいという二人の言葉が印象に残りました。

 今後の活動は未定とのことですが、空家を「非日常」の空間として蘇らせ、これからも地域にアートの種をまかれることを期待しています。

やまぐち子育て支援ネットワークhussyhの「未就学児のための野外活動推進講座」を訪問しました!

 11月19日(木)、山口市の湯田地域交流センターで開催された「未就学児のための野外活動推進講座~子どもと外遊び!の楽しさ教えます~」を訪問しました。
 主催の「やまぐち子育て支援ネットワークhussyh」は、子育てが当事者だけでなく、社会全体で支え合うものになるよう、講座やSNSによる情報交換、子育て支援メッセへの参加等、様々な子育て支援活動をされています。
 今年度は、未就学児の保護者向けに外遊びの重要性や外遊びに必要な知識等を学ぶ講座(全6回)を企画され、この度5回目の講座が開催されました。

kosodate 参加は約15名。「冬でも楽しく外遊びをさせるために」をテーマにした講座で、講師の井上桂さん(環境カウンセラー、㈱FEEL代表)は、「みさかの森自然学校」(下関市深坂自然の森)でのキャンプやカヌーなどのアウトドア活動をはじめ、幼稚園での指導等を通じて、子どもたちに様々な自然体験を提供されています。
 これまでの経験やデータをもとに、パワーポイントを用いながら「人の神経の大半は幼児期に発達するので、外遊びを通じて様々な自然体験をさせることは大変重要。子どもの特性や特徴を知り、適切なリスクマネジメントをしながらたくさん学ばせてほしい。」と話され、川遊びや料理等いろいろなシーンを例に、どのようなリスクが考えられるか、どのように対処するか、参加者と活発に意見交換されました。途中、「危ないのでさせられない」という意見が何度か出ましたが、「危ないからダメとマイナス思考ではなく、どうすれば体験させられるかプラス思考で考えると外遊びの幅が広がる」とアドバイスされました。
 ケガや事故は最も気になることであり、皆さん熱心に聴いておられました。

 会では今後も、子育て支援のニーズに沿った講座を開催されるとのことであり、継続して活動されることを期待しています。

里山共生ネットワークの「炭作り体験」を訪問しました!

 11月21日(土)、田布施町小行司で開催された「炭づくり体験」を訪問しました。
 主催の「里山共生ネットワーク」は、主に山口県東部森林組合のエリア(柳井、周防大島、田布施、平生、周東、上関)で、森林資源の活用や森林の付加価値を高めることを目的に活動されています。
 「森林資源をもっと身近なものに」をコンセプトに、今年度は間伐材を使ったプランター作り、花壇作り、炭作りを企画されており、この度、炭作り体験の第1回目が開催されました。

NW この日は、山から木を切り出し、運び、窯に入れるまでの作業を行い、一週間後の2回目はでき上がった炭を窯から出し、炭について学びます。
 作業工程の説明の後、9時から10人の参加者が会員とともに山に入り、チェーンソーや鋸を使って木を切り出しました。
 木は約1mの長さに揃えて切り、太いものは鉈を使って半分に割ります。体力を使う作業で、参加者は汗をかきながら木を切り出しました。
 午前中で約100本の丸太が揃いましたが、炭窯を一杯にするためには倍は必要とのことで午後からも引き続き作業が行われ、窯を一杯にした後、火入れが行われました。
 これから一週間、会員等を中心に火の見守りを行い、順調にいけば一週間後には間伐材を使った炭が完成するとのことで、参加者もそれを楽しみに作業しておられました。

 会では、今後も地元産の間伐材の良さを発信される予定で、特に間伐材を使ったプランターは、道の駅や公共施設等で積極的に利用してもらえるよう、作り方や植物の植栽・管理の仕方等をマニュアル化していきたいとのことです。
 また、里山活動を活発化するため、元気な高齢者を中心に仲間づくりや人づくりも視野に入れて活動されるそうです。
 今後も地域資源の循環、地域の活性化を目指し、里山活動に取り組まれることを期待しています。

女性のための防災リーダー養成を考える会の「災害時女性リーダー養成講座」にを訪問しました!

 11月22日(日)、防府市文化福祉会館で開催された「災害時女性リーダー養成講座」を訪問しました。
 主催の「女性のための防災リーダー養成を考える会」は、防災・男女共同参画・被害者支援等を学び、地域における様々な課題について女性の視点で必要な支援が的確にできるリーダーを養成することを目的に、平成26年に設立されました。
 今回は5回の養成講座の最終回で、「第28回防府ボランティアのつどい」と同時開催のため一般の方も参加され、約70人の参加がありました。

zyosei 「子どもと一緒に地域に密着した防災活動を」と題した講演が行われ、講師の山中千恵子さんは、ご自身の経歴から生涯学習をベースに設立された「野老山おとなの学校」や「千斗枝グローバル教育研究所」の活動を紹介され、「防災と防犯は合わせて考えるべき」、「地域単独から連合活動へ」、「最も大事なのは日頃からのコミュニケーション」、「男性だけ、女性だけではだめで男女が一緒に活動することが重要」等、日頃の活動につながる様々なヒントを話されました。信念とリーダーシップで活動を継続して実践されている方ならではの力強い話でした。
 講演の後、全5回の講座を受講した約30人へ修了書が渡されました。

 会では、来年度は今年度の修了者がファシリテーターとなり、参加者募集も近隣の市町へ広げ、今後3年間は講座を連続して開催されるそうです。
 災害時に的確な判断ができ、すぐに動ける女性リーダーが増えていくことを期待しています。

米泉湖ボランティアグループの「秋のよねがわ体感ハイキング」を訪問しました!

 11月22日(日)、下松市瀬戸の大将軍ハイキングコースで開催された「秋のよねがわ体感ハイキング」を訪問しました。
 主催の「米泉湖ボランティアグループ」は、米泉湖を中心に地域の活性化の推進、地域の景観を創造し、後世につなげる地域づくりを目的に、様々なイベントやボランティア活動を行われています。
 この度、大将軍ハイキングコースを歩き、米川の秋を満喫するイベントを開催されました。

yonegawa 参加者は総勢87名で、15人ずつ5班に分かれ、班ごとに大将軍(末武ダムと米泉湖の側にある486mの山)の頂上を目指して出発しました。
 山頂までの道は人がやっと通れるくらいの幅で、落葉が多く足元が滑りやすくなっている箇所もあり、日が当たらない所は、数日前の雨でぬかるんだままで、足を取られてなかなか登れない人もいました。
 しかし、山頂からは下松の市街地や瀬戸内の島々が一望できる最高の眺めで、米川に関するクイズや集合写真を撮影した後、下山。途中の松ヶ峠で新米のおむすびと地元野菜や猪肉の入った汁を食べ、旧内藤家屋敷跡を見学後、到着地点の米泉湖へ向かいました。途中設置してあったハイキングコースの案内板、山頂の展望看板は当財団の助成により団体が作成されたそうです。
 登山道の危険箇所は予め整備されており、参加者が大変満足されていました。地域の人の協力もあり、米川地域の良さを実感できた一日でした。
 メンバーやボランティアスタッフの多くは60代後半から70代で、年々山登りが厳しく、イベントの継続は大変とのことですが、今後も工夫して魅力あるイベントを開催されることを期待しています。

東岐波里海再生の会の潮干狩り体験を訪問しました!

 8月4日(火)、宇部市のキワ・ラ・ビーチで開催された、「潮干狩り体験」を訪問しました。
 主催の「東岐波里海再生の会」は、故郷の里海を守るため、海岸植樹や海岸整備、植樹した木の管理、アサリの養殖などの活動をされています。

higasikiwa この日は、世界スカウトジャンボリーに合わせ、東岐波小学校での国際交流活動(歓迎セレモニー、グループ交流、吹奏楽部の演奏など)の後に、スカウトや東岐波小・中学生がビーチに参集。会員からクワの使い方やアサリの掘り方の説明を受けた後、2班に分かれて交替で潮干狩りと砂遊びを体験しました。
 採ったアサリは食べるのではなく、スカウトや小・中学生の体験、アサリの生育状況の確認が主な目的のため元の場所に戻されました。
 炎天下、広い浜辺、多数の参加者で会員の方々は準備や指導など大変だったと思われます。

 当団体の活動は自然が相手であり、天候に左右されるため、良いときも悪いときもあり、すぐに効果は現れません。長い目で地道に活動を続けるため、家族に入会を勧めたり、地域の小・中学校と連携して、若年層への浸透を図られています。
 今後も、里海再生のための活動を継続されることを期待しています。

宮野なの花会の「高木九助さんの葛講座」を訪問しました!

 8月9日(日)、山口市山口ふれあい館で開催された「高木九助さんの葛講座」を訪問しました。
 主催の「宮野なの花会」は、自然豊かな宮野地域を次世代に引き継いでいくため、地域の高齢者を中心としたメンバーが休耕田を整備し、菜の花やソバなどを栽培、それを加工した特産品作りやイベント開催等を通して地域の活性化を図られています。
 今年度は新たな特産品として、河川や道端等に自生し、繁殖力も強い「葛」を使った商品開発を調査研究されており、 福岡県で「廣久葛本舗」を経営されている高木九助さんを招いて「葛茶」づくりの講習会を開催されました。

kuzukouza  参加者は親子連れなど約20名で、ふれあい館に集合後、葛が自生している宮野の荒谷ダムで、約1時間バケツがいっぱいになるくらい葛を収穫しました。葛の葉は洗浄後、細かく裁断し、ビニールシートの上で干しました。
 葛茶の焙煎には予め干した葉を用い、子ども達が慣れない手つきで一生懸命葉を炒る様子をハラハラして見守りながら葛茶ができ上がりました。

 会では、菜の花、ソバに続き、「葛」を次の特産品とすべく研究されるそうです。ぜひ地域活性化につながる新しい商品が生み出されることを期待しています。

安下庄海の市実行委員会の「海の市」を訪問しました!

 8月23日(日)、周防大島町の橘総合支所奥の漁協管理地で開催された「海の市」を訪問しました。
 主催の「安下庄海の市実行委員会」は、少子高齢化が進む周防大島の「地域の絆づくり」を目的に、多世代交流の場づくりを積極的に進められています。
 毎月第4日曜日に「海の市」を開催。鮮魚や海産物、地場産の柑橘や野菜、加工品販売や、郷土料理づくり、地域の小中高校生による「こども市」、アート創作等のワークショップの開催など、老若男女誰もが楽しめる交流の場を作られています。

uminoichi 訪問した日は、会場入り口2か所で、周防大島高校生が次回のチラシ等の配布や案内役を務め、また、「海鮮丸」(漁協青壮年部による全天候型食堂)では、中学生が注文の品を運ぶなど、子ども達も積極的に参加してイベントを盛り上げていました。
 出店は広島でのイベントと重なったため少なかったようですが、家族連れが買い物やギターの演奏を楽しまれていました。

 「海の市」は今年で4年目になり、徐々に周知され、県外からの参加者も3割程度とのこと。町、商工会、観光協会、農協、学校、漁協等の後援を受けて開催されており、今後も島の活性化のため、継続して開催されることを期待しています。