NPO法人下松べんけい号を愛する会の「鉄道産業のまち下松」講演会に訪問しました

団 体 名 特定非営利活動法人下松べんけい号を愛する会 (下松市)
プログラム 地域課題解決支援プログラム/にぎわい交流づくり助成金
事 業 名 鉄道産業のまち下松 講演とパネルディスカッション会
日時/場所 平成29年9月30日(土)/スターピアくだまつ 展示ホール
訪問の様子

 当会は、下松市にあるSLべんけい号の活用を通じて、明るく健康で楽しいまちづくりと三世代交流による子育て支援を目的に平成23年4月に設立されました。
 べんけい号のクリーンアップ作戦、べんけい号をモデルとしたスケッチ大会や年賀状コンクール、紙芝居・絵本・キャラクター等の作成など幅広くイベントや行事を実施しています。
 べんけい号は現存する日本の貴重な文化遺産であること、下松市には日立笠戸工場を主軸に個性的な中小企業が経済活動をしていることから、「鉄道産業のまち・下松」としてのまちづくりを市民全体で考えていきたいとこの度講演会とパネルディスカッションを実施されました。

 この日は200人近い参加があり、「里山資本主義」で有名な藻谷浩介氏を講師とした講演「鉄道産業のまち下松~全国発信における課題は何か」と、藻谷氏をコーディネーターに観光協会、日立製作所笠戸工場OB、まちづくりNPO団体代表ら5人のパネラーによるパネルディスカッションが行われました。
 藻谷氏は、「下松市は新幹線も製造している日本の5大鉄道車両工場を有していながら、それを活かしたまちづくりには消極的」と残念がられ、今後は、企業や行政、市民が共に、今地域にあるものを大切に、客観的なよそ者の視点で、下松の良さを再発見しながらまちづくりを行う必要があると力説されました。
 パネルディスカッションでは、3月5日(日)の日中に行われた新幹線の陸送(笠戸工場からイギリスに輸出されるために下松第2埠頭へ)へ話題が及び、観光は今までのような歴史や文化、自然だけを見るものではなく、産業やニッチのニーズが思いもよらない効果をもたらすことがあり、それを活用する方法も今後検討すべきとの意見が出ていました。

 講演会もパネルディスカッションも濃い内容で、何より「市民発信によるまちづくり」を参加者が自分のこととして真剣に考えておられる様子が伝わってきました。
 今後も、三世代交流、子育て支援活動を続けながらも、また一歩進んだ活動を展開されていくことを期待しています。